日本ローカーボ食研究会

日本ローカーボ食研究会

第3回定期勉強会印象記:梶の木内科医院(可児市),梶 尚志

今回初めて、ローカーボ食研究会に参加いたしました。

まず、症例検討は、実際のローカーボ食実行中の症例の中でも、典型的な臨床経過とは異なった経過、ローカーボ食を忠実に実行中にもかかわらずデータが悪化した症例であったことが興味深く、勉強になりました。

今後の症例の選び方として、今回の事例の様な非典型的な症例があれば、いつかは自分も経験するかもしれない症例として、勉強になると思います。

また、検討会の形式もグループディスカッション形式であったため、意見が出やすく、他のグループの意見を客観的に受け入れることができるため、よかったと思います。グループディスカッションの欠点は、時間配分が難しく、最終グループの発表が終わるまで時間がかかることですが、時間制限等のコントロールを行えば、グループディスカッションの方が、多くの考え方を知ることができる方法と思いますので、今後も、この様な方法が好ましいと思いました。

もう一題の「食品中の脂質の種類と特徴」に関しては、大変興味深く、患者さんからの質問も多い話題なので、次回へのお楽しみということでしょうか。

さて、特別講演は、緩徐進行1型糖尿病ということです。劇症1型糖尿病に関しては、我々診療所レベルであっても、気づけなければ命に関わる様な地雷のような疾患であるため、スタッフへも注意を促し、日常診療の中でも注意をしている疾患ですが、緩徐進行1型糖尿病に関しても、今後、注意して見ていかなければならないと思いました。

とはいえ、緩徐進行1型糖尿病の鑑別は日常の中では、難しいと思いました。というのは、経過が様々で数ヶ月から数年、10年以上の症例もあるようで、そうすれば、GAD抗体は、とりあえずは糖尿病を診断がついた時点で測定していくとして、その後、どの様なタイミングで定期的に測るべきか、悩ましいところだからです。また、GAD抗体のレベルで予後が異なる傾向にあることも重要でした。

以上、簡単ですが、今回の勉強会の印象記です。

不勉強なので、今後もこの様な勉強会を通して、ローカーボも含めた糖尿病全般の知識を高めていきたいと思います。

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