日本ローカーボ食研究会

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第14回定期勉強会 印象記:勉強会の印象記

リブラささしまメディカルクリニック 管理栄養士 古池祥子 先生 

 今回初めての参加でしたが、質問等も気軽にできる気さくな雰囲気の勉強会であり、ワークショップ形式で医師、薬剤師、管理栄養士の方々と意見交換を行うことができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
 前半では「食品管理からグラム管理へ」の題で、症例検討が行われました。グループごとに患者の食事記録から糖質量を算出し、算出方法や目標とするHbA1c、食事内容の改善案を話し合いました。
 今回印象的であったのは、どの食品由来の糖質がどのくらいHbA1cに影響するかという問題 でした。ゆるやかな糖質制限食のガイドラインでは、糖質量とHbA1cには相関があり、目安として糖質120gの減少でHbA1cを1%下げるとありますが、症例では糖質40gの減少でHbA1cは1.4%下がっていました。その後の経過から、原因の1つとして習慣的に摂っていた甘い飲料由来の糖質が挙げられました。改めて習慣的な甘い飲料摂取の危険性を感じました。
患者さんの中には間食や清涼飲料水の習慣的な摂取で多量の糖質を摂っている方、逆に自己判断で糖質を控えすぎてしまっている方など様々な方がいらっしゃいます。その患者さんに応じ、食生活をできるだけ正確に把握したうえで、問題点を理解していただくことが重要であり、嗜好や生活スタイル、病状を考慮しながらより続けやすい食事指導を行うことの重要性を今回の症例検討を通して感じました。
 後半では、「最近のローカーボと糖尿病をめぐる話題」との題で灰本先生の講義を拝聴しました。1回の低血糖による心筋梗塞のリスクについてや、糖尿病患者の中では、やせよりも肥満の方が長生きとのデータ、糖尿病患者で多い膵臓、胆管がんの早期発見の重要性、そのほかにも大規模研究や灰本クリニックのデータを織り交ぜながらの講義は大変分かりやすく、勉強になりました。こういったエビデンスに基づくデータを提示しながら患者さんに説明することで、患者さんが納得して食事療法へ取り組むことにつながると感じました。


 今後も勉強会を通じ知識を深め、食事指導に役立てて参りたいと思います。

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